LOBSTAの特徴 'Redmine GTT Plugin' とは?

2021年12月13日月曜日 · 6分で読める
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こんにちは、ロッタちゃん(@lobsta_jp )です。

つい先日 LOBSTA のサイトとブログが公開され、「これから発信していくぞ!」という矢先、なんと大変ありがたいことに LOBSTA の最大の特徴であるプラグイン「Redmine GTT Plugin 」について Twitter で多くの方々にシェアといいねをしていただいている投稿を発見しました。

実はこの GTTプラグイン、LOBSTA の運営会社でもある弊社 Georepublic が開発とメンテナンスを手掛けているオープンソースライブラリーです。せっかくの機会なので、今回 GTTプラグインでどんなことができるのか LOBSTA の紹介も兼ねながらご紹介します!

と、その前に 「LOBSTA (ロブスター)って何?食べれるの?」 と思われる方も多いと思いますので、簡単にご紹介させてください。

私たちが開発するLOBSTAは、位置情報を使ったタスク管理ができるタスクマネージャーです。「位置情報ベースのタスク管理」を意味する"Location Based Task Management"の英文の頭文字をベースに名付けられたLOBSTAは、その名の通り位置情報をタスクに紐付けて管理できる点が最大のポイントです。

LOBSTA はその基幹技術として、世界中の大企業、中小企業から個人まで幅広く利用されているオープンソース最大のタスク管理ツール「Redmine 」を使用しており、Redmine 特有のタスク管理方法である「チケット管理」と弊社開発の「GTTプラグイン」との組み合わせによって見やすく使いやすい位置情報ベースのタスク管理ツールを実現します。

プロジェクトの範囲をマップで指定できる

LOBSTA instance

施設管理、配送業務、インフラ工事、外回り営業…世の中を見渡してみると、日々の生活の中に「地図」や位置情報を含む「場所」と「作業」が結びついているタスクは数多く存在しています。 GTTプラグインでは、地図上のポリゴンで視覚的にエリアを選択し、プロジェクトの範囲を指定することが可能です。 この指定されたプロジェクト範囲内で「チケット」と呼ばれる作業内容を記載したページを起票していくことにより、そのエリア内でのタスク管理を見える化することができます。

この「チケット」にはタスクを担当する担当者をアサインしたり、締め切り期日、進捗度合いなどさまざまな要素をチームで共有できます。地図上でタスク管理ができるようになるため、場所と作業が密接に結びついたタスクの管理に非常に優れている点がポイントです。

モバイル対応で、現場から直接チケット作成ができる

GTTプラグインでは、チケット作成時に地図上のピンを指定することで詳細な住所を紐付けることができます。これにより、どのタスクがどの場所に依拠しているのかを一目で確認することが可能です。GTT プラグインを搭載した LOBSTA はモバイルにも対応しているため、外回りの業務や現場での作業中にサクッとスマホで位置情報付きのチケットを起票することができます。また、写真を撮影してチケットに含めることもできるため、例えば施設管理業務では現場で発見した欠陥を修理するタスクを起票する際に写真付きでアップロードすることで修理担当者へより詳細な現場の状況を共有することができます。

© My City Report
© My City Report

このGTTプラグインの利点を活かした代表的なプロジェクトの1つには、東京都の市民協働投稿サービス「My City Report 」があります。My City Report は市民が道路や公園など街で見つけた「こまった」ことをスマホのアプリを使って位置情報と写真付きで自治体へ直接報告することができるアプリです。これにより、今まで困りごとをどの部署に連絡すればいいか分からなかった市民の方々はスムーズに自治体と繋がることができ、電話応対や現場確認にリソースをなかなか割けなかった自治体も市民から直接位置情報と写真付きのチケットを起票してもらうことで電話対応数の削減と現場確認が不要になりました。

My City Reportについての更なる詳細はLOBSTAウェブサイトのソリューションページ をご覧ください。

オープンソースだからこその優れた互換性

GTTプラグインは、オープンソースソフトウェアであるタスク管理ツール Redmine  に準拠したオープンソースのライブラリです。優れた Redmine の機能に、GTTのような機能を持たせることができるのはオープンソースならではの優れた互換性がなせる技。 様々なケースの様々な要求にカスタマイズで応えることができます。

例えば、岡山県西粟倉村で森林管理をメインの事業とする株式会社百森 では、広大な森林のエリアで行う伐採作業のタスクをGTTプラグインによって地図上で管理しています。この際、伐採の現場に赴いてチケットを起票する従業員の方はタブレットから作業を行いますが、森の中では電波がないためチケットをアップロードすることができません。

 Hyakumori, Okayama Pref. Forest Management
© 株式会社百森様

そこで、編み出されたのが「SMASH 」というメモを取るためのオープンソースライブラリを用いて、 電波がない現場でオフラインでメモを取り、ネットが繋がる事務所に戻った際にチケットをアップロードするという方法です。 このようにして「オフラインで使用したい」といったニーズに合わせてカスタマイズができる点も特徴です。その他にも、プラットフォームにチャット機能を搭載したり(このサイトにも使われているチャットです!)、あらゆるフォーマットの印刷や出力が可能な点も特筆したい点ですが、そのあたりはまた別の機会にブログでご紹介したいと思います。

というわけで、ここまでLOBSTAの最大の特徴である「GTTプラグイン」についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?もし分かりにくい点や気になったことがありましたらお気軽にお問い合わせください。また、皆さんならどんな使い方をしてみたいですか?ぜひぜひアイデアの共有もお待ちしております!

GTTプラグインは誰もが自由に使えるオープンソースのプラグインです。ライブラリから独自でサーバーにホスティングして使用していただくことももちろん可能ですが、 LOBSTA のクラウドホスティングでサブスクリプションサービスとしてお使いいただくことで、面倒なサーバー設定やメンテナンスの費用や手間を省くことが可能です。 また、専門のテクニカルチームによるサポート体制も充実していますので、使い方がわからなくても安心してご利用いただけます。

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