サンタクロースの配達ワークフローをDXで最適化するには?

2021年12月21日火曜日 · 7分で読める

もしかしたらサンタさんの配達フローは位置情報ベースのタスク管理ツールで最適化できるかもしれません。

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12月25日の夜、世界で最も忙しい男がいる。- そう、サンタクロースだ。

昨今、コロナ禍でデリバリー市場は大きく成長し、物流技術も同様に日々進化しています。UberをはじめとするフードデリバリーからAmazonの宅配まで、数々のデリバリーサービスが世界中で利用され、毎日数え切れないほどの配達員さんたちが品物を安全に親切に届けてくれていますよね。

そんな、雨でも雪でも、クリスマス以外の日にだっていつでも稼働してくれている私たちの「日常のサンタさん」達を支えるのは最先端のテクノロジー。ルート最適化のソフトウェアや倉庫管理のツール、ドローンなどを活用して作業を最適化することに成功しています。

しかし、本物のサンタクロースはどうでしょう?何かと謎が多いサンタさんですが、 一体どうやって「一夜にして世界中の子供達にプレゼントを届ける」という常人では到底為し得ない無理難題と思われるタスクをこなしているのか? きっと、まだ誰も知らない最新技術を駆使して毎年タスクを完遂しているのではないか?

気になって仕方がないので、今回サンタクロースのお仕事について調べてみることにしました。すると、サンタさんのワークフローは意外と紙ベースだったということが判明したのです。この記事では もしLOBSTAがサンタさんの仕事を最適化するお手伝いをするならどんな提案ができるか? という視点でサンタさんのお仕事をデジタルトランスフォメーションする方法についてご紹介します。

サンタクロースの仕事の定義

1.) 注文の受付

まず始めに、子供たちからの「注文」を受けて配達するところまで、サンタさんの一連の仕事の流れを定義していきます。注文の受け方は、世界中の子どもたちから 手紙 でもらいます。

サンタクロースとその妻であるクラウス夫人は北極に家を構え、子供たちはクリスマスイブになるとサンタに手紙を書き世界中のサンタの歩みを追跡 します。子どもたちはクリスマスイブに、サンタさんのためにクッキーやミルク 、トナカイのためにニンジンを置いていくこともあります。

また、知らなかったのですが、サンタさんの配達状況はオンラインで追跡が可能なのだそうです。プレゼントを欲しがる子供たちによって常に追跡されるため、 「透明性」 はサンタさんの仕事にとって不可欠な要素であることがわかります。LOBSTA上はチケットのステータスを臨機応変に変更することが可能です。閲覧権限も自在に変更できるため、例えば「良い子」には配達状況を共有するが、「悪い子」には閲覧権限を与えないなどといったフレキシブルな対応もできます。

サンタクロースは「良い子」と「悪い子」のリストを作成し、クリスマスの朝、誰がプレゼントをもらうべきかを決めますが、親はしばしばこのリスト引き合いに自分の子どもが良い行いをするように促す。このリストは、1934年のクリスマスソング 「サンタが町にやってくる」で不朽の名作として歌われている。

♪サンタはリストを作って
2回もチェックしてる
誰が良い子か悪い子か
サンタが町にやって来る

君が寝てる間もサンタは見てる
君が起きてる時も知ってる
良い子か悪い子かをみんな知ってるんだ
だから良い子にしていてね!♪ (History.com)

LOBSTA instance changing the status

LOBSTAでは、子供のカテゴリーを簡単に変更することができ、そのログも追跡可能です。例えば、子供の行動に合わせて、子供のカテゴリーを「Nice」から「Naughty」に変更することができます。最新のカテゴリーはチケットの上段に表示されるので、サンタさんはリストを2度確認する必要はありません。

2.) 注文の確認

この歌にあるように、サンタさんは リストを2回チェックしています。 そして、リストを確認した後に子供たちを「悪い子」と「良い子」に分類します。ここでサンタさんが2回もリストをチェックする理由として考えられるのは、おそらく、誰がいい子で誰がそうでないかを判断するのに時間がかかっているのかもしれないということです。その子の振る舞いが好ましくない場合でも、親が子供に対し、プレゼント欲しさに振る舞いを良くするように仕向けることはよくあることで、ラベルは臨機応変に変わっていくものです。 子供の行動によって簡単にカテゴリーやステータス を臨機応変に変えることができれば、サンタさんのリストチェックの手間が大いに減ることでしょう。

3.) ルートの最適化

NORADによると、サンタさんの配達ルートは通常、太平洋の国際日付変更線を起点に西に向かっています。

歴史的に見ると、サンタはまず南太平洋を訪れ、次にニュージーランドとオーストラリアを訪れます。その後、日本、アジア、アフリカを経て、西ヨーロッパ、カナダ、アメリカ、メキシコ、中南米へと移動していきます。ただし、サンタのルートは天候に左右されることもあるので、予測不能です (NORAD fandom)

サンタさんがマネジメントシステムに求めるもののひとつは 「柔軟性」 でしょう。天候によって配送経路を調整し、何度も最適化する必要があるかもしれません。それを紙の上でやろうと思ったら、大変なことになります。LOBSTAなら、変更も簡単かつ、クエリ機能でチケットの検索も簡単です。

LOBSTA Christmas instance

また、LOBSTAでは エリアごとのチケット作成が可能です。 地図上のポリゴンで視覚的にエリアを選択することでプロジェクトエリアを指定し、その中でチケットを作成することができます。サンタさんがLOBSTAを使う場合、同じエリア内に複数の注文がある場合に地図上のポリゴンで配送エリアを指定して、作業の最適化を図ることができます。1つのチケット内に「子チケット」を登録することで、プロジェクトの整理ができるため数多くの配達をこなさなければいけないサンタさんにとって作業がより分かりやすいものとなるでしょう。

4.) 配送

リストとプレゼントの確認が終わったら、いよいよ納品です。その際、 子供たちのリストを印刷したもの が必要になります。おそらくここで「紙?アプリでも使えばいいのに」と思うかもしれませんが、ここにはサンタさんがデジタルソリューションを使えない正当な理由があることがわかりました。

LOBSTAプリントアウト相互運用性
心配しないでサンタクロース、リストは長く!

配達所要時間とオフライン問題

サンタクロースは、クリスマスイブに510,000,000kmのルートを移動し、世界中に何十億個ものプレゼントを届けると言われています。どうしてそんなことが可能なのでしょうか?NORADによると、サンタクロースは異なる時空を移動し、我々には感知できないスピードで配達を行なっているそうです。それが本当だとしたら、異次元空間での配達中はインターネットに接続できず、端末の充電ができる場所もないでしょう。それこそがサンタさんが紙のリストを使う理由なのです。

私たちにとっては24時間の旅でも、サンタさんにとっては数日、数週間、あるいは数ヶ月の旅になるかもしれません。子供たちにプレゼントを届け、みんなに喜びを与えるという大切な仕事を急がせるわけにはいかないので、サンタは自分の時空連続体の中で何らかの機能を持っていると考えるのが自然でしょう。

プリントアウト機能は、サンタクロースの配送ワークフローに必要なもので、LOBSTAの相互運用性により、様々なフォーマットへのデータ出力が可能になります。

LOBSTAを使いたいサンタさんはいらっしゃいますか?

santa lobsta
Christmas LOBSTA

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それでは皆様、よいクリスマスとよいお年をお迎えください。